婚活を先延ばしにしてしまう心理とは?心理学から見る原因と対策

「婚活」との付き合い方

「婚活を始めなきゃ」と思いつつ、気づけば数ヶ月、あるいは数年が過ぎてしまった…そんな経験はありませんか?

婚活を先延ばしにしてしまうのは、意志の弱さや怠惰のせいではなく、自分の中にある心理的なハードルが隠れていることが多いです。

今回は、心理学に基づいた「婚活先延ばし癖」の原因と対策をご紹介します。

婚活を始めるのは早ければ早いほど有利と言われます。いま自分が感じている抵抗感を理解して、前向きな気持ちを育てていきましょう!

先延ばしの心理

婚活に限らず、やらなければならないことを後回しにしてしまう現象はプロクラスティネーション(先延ばし癖)と呼ばれます。

心理学者ジョセフ・フェラーリによると、人が先延ばしをする理由には以下のようなものがあります。

  • 失敗への恐れ:「婚活してもうまくいかなかったらどうしよう…」
  • 完璧主義:「もっと魅力的になってから始めたほうがいいかも」
  • 決断回避:「どの婚活方法がベストかわからないから、もう少し調べよう」

特に婚活の場合、自己評価や対人関係が関わるため、「失敗したくない」という気持ちが先延ばしを引き起こしやすいのです。

対策:まずは小さな行動から始める!

大きな目標(結婚のために婚活を始める)を漠然と目指すよりも、小さな目標をマイルストーン的に設定することが効果的と言われています。

最初から「よし、やるぞ!!」と完璧に意気込む必要はなく、まずは「5分だけ婚活サイトを見てみる」「1人だけプロフィールをチェックする」といった小さなゴールを設定しながら行動をとることで、気づけば自然と婚活が生活に馴染んでいきますよ。

変化によるリスクを負いたくない心理:現状維持バイアス

「今結婚したら後悔するかも」と考えてしまうのは、「現状維持バイアス」と呼ばれる心理的傾向です。

経済学者リチャード・ゼックハウザーとウィリアム・サミュエルソンによると、人はよく分からないものを前にしたとき、そこに飛び込んでみようという気持ちよりも今の現状を失うリスクを避けようとする力の方が強く働くそうです。
それを放置していると、変化を恐れて現状維持しているうちに気づいたら婚活を始めるタイミングを逃してしまうのです。

対策:未来の自分を意識して、現状維持のリスクを考える

誰だってリスクは避けたいもの。
その気持ちを逆手にとって、行動して現状を失うリスクよりも、行動しないで現状を維持することでどんなデメリットがあるかを意識することで、自然と現状を変える意欲が湧いてきます。

婚活を始めてもすぐに相手が見つからなかったり、子供が欲しい場合不妊の問題など、婚活を始めてもすんなり行く場合だけではありません。
婚活をすぐに始めなかった未来と、始めた未来。具体的に考えてみると、行動するモチベーションが高まります。

まとめ:婚活は「今」始めるのがベスト!

婚活を先延ばしにしてしまうときにありがちな、2つの心理的要因と対策をご紹介しました。

  • プロクラスティネーション(先延ばし癖)小さい目標を設定して取り掛かりやすくする
  • 現状維持バイアス「未来の自分」を想像して今行動するメリットを意識する

自分がなぜやる気が出ないのかを理解することって、とても大事です。
あなたがいずれ結婚したいと思っているなら、とにもかくにもまずは行動することが必要。
今日から小さな一歩を踏み出して、未来の幸せをつかみましょう!